お葬式日記

さいたまNPO市民助葬会当会代表の想いをつづった日記をまとめました。

■公営所沢市斎場に一考...

最近、特に感じるのが所沢市斎場の予約について感想を述べます。

火葬炉はスムーズに予約できるのですが、四つの式場の予約状況が詰まりぎみです。

ひとつの要因に去年からの繁忙期にかけ空調工事のため一つの式場(第二式場)が閉鎖になっていることと、また、市民外利用の増加があげられるのではないでしょうか?

 

ここ数年、7月頃から8月、9月、10月11月頃までにかけ、閑散としている状況のようで、業者間でも異様と驚く程です。

できれば、過去のデータに照らし合わせ、同時期に工事をすすめていただければありがたいと思うのですが...

 

また、インターネットの普及からか、今まであまり知られていなかった市民外利用(式場)の増加が考えられます。

知らない葬儀社や遠方から来られて段取りを知らない業者さんに良く出くわします。

先日も、横浜から来たという料理屋さんですが、寿司一台、てんぷら一皿、煮物一皿できたと言っていました。

他県ナンバーの花やさんも生花一基を持ち、入場時間がわからずウロウロしています。

 

ある一方の話ですが、インターネットで葬儀はここ、料理はここ、生花はここ、ギフトはここと遺族がお決めになったとのことでした。

ん~、こーゆう葬儀はまとまらないですね...

責任の置き所がないというか...

 

ちなみに近隣の公営斎場で市民外の式場利用を許可しているのは、所沢市斎場と瑞穂町の瑞穂斎場(羽村市入間市福生市・瑞穂町・武蔵村山市)位です。特に同斎場は瑞穂斎場に比べ、交通の利便性が高く他の斎場の受け皿になっている様に感じます。(火葬炉の市民外利用は、たいてい認めています)

 

川越市市民聖苑やすらぎのさと(6式場)  市民外利用不可

川越市斎場(2式場)           市民外利用不可

・入間東部広域斎場しののめの里(3式場)  市民外利用不可

 (富士見市ふじみ野市三芳町)

・広域飯能斎場(1式場)          市民外利用不可

   (狭山市日高市飯能市)

さいたま市浦和斎場(3式場)       市民外利用不可

 

本来、受け持ちの斎場の式場がスムーズにいかない場合、所沢市斎場に流れているのではと、2~3年前から感じています。

また、業者同士の話でも「込んでいる時は所沢へ」と、なかば合言葉にもなっている現状です。

 

それともうひとつ、所沢市斎場は会社葬儀なども認めていますので、その結果、全館貸切の葬儀も珍しくありません。

ひとつの葬儀のために、その他の三つの式場がふさがれてしまう現状です。

川越市は八つの式場がありますが、社葬利用は一切認めておりません。

規模が大きい葬儀は民間式場を使用して下さい、というスタンスです。

 

所沢市役所の担当部署はこの様な原状を感じているのでしょうか...

所沢市民の税金を利用して運営していますので、肝心の所沢市民の方に弊害が起きてしまっては、本末転倒です。

 

ちなみに、同斎場は昭和63年に開設、当時の建設費は約13憶6千万円です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ご会葬御礼申しあげます...

伯父の葬儀も無事に終了いたしました。

たくさんの皆様にお参りいただき、ありがとうございました。

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いつもは、葬儀をお手伝いする立場の人間が、喪に服する立場になると、

今まで、気にしていなかった事柄に気づかされます。

お葬儀の際、フィードバッグしたいと思います。

 

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今日は、これから事前相談で一組の方がご来店の予定です。

丁寧な説明に努めようと思います。

 

暫くブログをお休みします。

11日、可愛がっていただいていた秩父の伯父が他界いたしました。

ショックです。

晩年、月に一度か二度ほど、ホームにお見舞いに伺い、伯父の大好きな蕎麦を食べ歩いたものです。

一月に入院され、「退院したらまた美味しい蕎麦でも食べに行きましよう。」

「そうだな。」最後の会話となりました。

入院と同時期にインフルエンザが異常流行し病院が全面面会禁止となり、お見舞いに行けなかったことが悔やまれます。

 

体力的にも精神的にもいっぱいのなか、無関心で事務的な心無い言動は、さすがに堪えます。

 

ついも、葬儀をお世話させていただく側ですが、いざ自分に降りかかってくると身を以て悟されます。

 

23日のお通夜です。しばらくブログをお休みいします。

今は、自分にできることを精一杯努めようと思います。

 

 

 

そのお話しに感謝です...

この度のお葬式も無事に終了いたしました。

お寺様は私の大好きな先生をご紹介いたしました。

お通夜が終わり、お寺様からお話し(説法)がある場合がございます。

仏教の意義や成り立ちを主にお話しされる場合が多い様ですが、

この先生は、故人様を称え、この悲しい局面をみんなで協力して乗り超えましょう...

そのためには、このようなことが良いかもしれませんねと、「励ますお言葉」が多い先生です。

f:id:josoukai:20180315143640j:plain(写真はイメージです)

死亡日から共にしている葬儀社から見て、深いお悲しみと体力的にも限界のご遺族さまにしてみると、仏教の意義なども大変ありがたいお話しだと思うのですが、あまり耳に入ってこない状況というのが本音のところだと思います。

葬儀に三十数年携わっていますが、大好きな先生が三名、特に懇意にして頂いております。自分のことを乞食だとおっしゃている先生もいます。

お寺の子ではなく、いわゆる在家出身で大学を卒業して永平寺にて修行なされた方です。

私も永平寺や恐山の宿坊で過ごした経験がございます。

私の価値観がすべてだとは思いませんが、一度は体験して見ても良い経験になるのではないでしょうか。

 

私もまだまだ修行がたりません。

生活の中で失敗をすることが多いです。

自分ができることを懸命に努めたいと思います。

合掌。

 

 

 

 

 

 

托鉢に逆に感謝です...

先週の話ですが、会社で事務をとっているとチリ―ン、チリ―ンと鈴の音が聞こえます。

気になって外を見てみると、修行のひとつとしての托鉢、生活に必要な最低限度の食糧などを乞う、門付けです。

f:id:josoukai:20180315141742j:plain(写真はイメージです)

新所沢の住宅街です。どの家庭も門を開けません。

当会にお招きしますと、手甲をお取りになってお茶を飲まれ少しお休みいただきました。

その時の私は、知人の女性が若くしてお亡くなりになり滅入っていました。

ありがたいお経をいただき、まさに救われた想いがいたしました。

些少ながらポケットマネーからご寄附いたしましたが、

気持ちがおだやかになり、大変ありがたかったです。

嬉しくてブログに書いてしまいました。

僧侶様、ありがとうございます。